BLOG宮栄からのお知らせ

好きな自社のお菓子は?vol.2

「〝善蔵″の中で一番好きなお菓子はどれですか?」

少し前のブログでも発表しましたが、会社のスタッフに聞きました。

2人目は、ベテランの事務員50代女性Mさん。

Mさんは、事務と言いながら、営業事務・経理・出荷・在庫管理等々、製造関係以外は何でもできるマルチスタッフです。

社長のフォローもしてくれる頼もしい存在です。

その彼女が一番好きなお菓子は、

「和三盆せんべい」

と、

「ごまづくし」

と、

「ゆず芋娘(いもこ)」

1つに絞り切れなかったそうです。(笑)

 

好きな理由は、ズバリ好みの味、懐かしい味、とのことでした。

 

「和三盆せんべい」は、年始1/8のブログでご紹介したので、今日は「ごまづくし」について。

 

「ごまづくし」は、せんべいを作り始める”きっかけ”となった製品です。

卸し業時代に仕入れていた小樽の煎餅メーカーが廃業すると聞き、

無くなるのは勿体ない!

という想いで、修行に行きました。

そして古い機械(確か昭和40年製?)共々譲り受けたのでした。

北海道から陸送して、2年くらいで壊れた(涙)焼き機

「ごまづくし」は、固く練った種をこの機械で成型し、打ち出した種を鉄板に並べて焼きます。

修行に行った時にご馳走になった朝食と、ご主人が私に言った

「最初で最後の弟子」という言葉は、生涯忘れられません。

この上に、温かい白ご飯とイ・ク・ラがたっぷり

愛媛で製造を始めたのですが、あまりにも異なる気象条件のせいか、上手く作れません。

「粉物」の難しさを痛感した製品です。

機械の老朽化による不良も多く、最近になるまで何度もやめようかと悩んだ製品でもあります。

その辺の話は、長くなるので次回のブログで。

ご興味あれば、是非読んでいただけると嬉しいです。

 

さて、気が付けばゴールデンウィークになっているではありませんか!!

直営店「菓子と器の宮栄」は、通常通り営業しています。

お天気は少々微妙ですが、素敵な連休をお過ごしください。

お近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。