BLOG宮栄からのお知らせ

少年時代の左利きコンプレックス

先日、新聞の社説に「左利き」の事が取り上げられていたので、ほろ苦い少年時代を思い出しました。

 

今思えば、60年も生きているのだから当たり前なのでしょうが、「左利き」に対する社会的観念が大きく変わったように思います。

小学生の頃は、「ぎっちょ」と言われるのが嫌で極力隠していました。

(今では使われなくなった言葉ですが・・・)

ソフトボールの時は兄の右利き用グローブを借りていたので、キャッチするのはまだしも、まともに投げることは出来ません。

球技をはじめスポーツ全般に参加することに消極的で、生涯スポーツ音痴の大きな要因の一つです。

 

ちょうどその頃に流行ったのが、♫私の彼は左きき(麻丘めぐみ)♪ 大好きな歌でした。

「左利き=かわいい・特別」といったイメージが広がり始め、全国でこの歌に励まされた人は少なくないでしょう。

そして中学になると♫サウスポー(ピンクレディー)♪ で、「左利き=強い・カッコエエ」くらいになってしまいました。

小学生時代に「何で左利きなんかに生まれてきたんだろう?」と辛い思いをしていたのがバカみたいです。

あんな時代でなかったら、私はもっとスポーツマンで、きっと女性にもモテたに違いありません(笑)

 

鉛筆とお箸は、小学1~2年の担任や親に矯正してもらったように記憶しています。

1年生から習字を習ったことも良かったかも。

日本語は、基本右手で書くようにできていますので、今となっては感謝しています。

スポーツは、「サウスポー」のお陰で、なんとかずっと左利きで通すことが出来ました。

ということで、お箸を使ったり字を書いたり細かい作業は右手、スポーツや力仕事は左手という役割分担になっています。

そう言えば、ちょっと便利な事がひとつ。

鉛筆書きをする際、左手に消しゴムを持ったまま書き消しができるということです。

他は・・・特にありません。(笑)

不便も特にありません。

 

さて、お盆期間中、直営店「菓子と器の宮栄」にはたくさんのお客様にご来店いただきありがとうございました。

お盆のお供えや、お土産に進物をお買い上げいただく地元のお客様も多かったように思います。

日持ちがするという点でもお選びいただいているのかなと思います。

特に地元の方に贈り物として選んでいただくということは、作り手としては大きな意味があり、とても励みになります!

 

今後も一歩ずつ精進してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。