小規模事業主に必要と思う事(私見)
私が小さな会社の社長に必要だと思う相反する2つの事。
「ルーティンワークはしない」
「現場を知っておく」
先週も製造現場に入る日が多く、とうとう昨日は久しぶりの土曜日出勤。
午前中は、「いよかん芋娘」製造。
午後は、「蜂蜜黒大豆85g」の袋詰め加工300袋。
通常はパートさんが、3時間ちょっとくらいで完了するところを私は3時間半以上。
計量して袋詰めまでは、まずまずのスピードだったのですが、
エージレスやシリカゲルを封入してシールするのが、意外に遅い。
そして、最後の片づけ・掃除が想像以上に時間がかかる。
そうなんです。
横から見てたり、イメージしているのと、実際の現場は違うのです。
忘れないくらいの頻度で良いので、作業を自分でやってみるのは大事。
一方で、上に立つ者は、ルーティンワークは極力しないということも大事。
これは、私が企業に就職した時の上司に言われたことです。
事業部長直轄のピリピリした管理課は、上司と私と事務員だけでした。
要するに、単純な作業や決まりきった仕事はやるな!部下に任せろ!
(よりレベルの高い仕事をしなければならない)ということです。
私自身入社2~3年目でわからないことだらけだったのですが、
なんとなくその考え方の大切さは理解できましたし、
今現在、私の仕事の上での大原則となっています。
ですから、少々忙しい時でも品出し・荷造り・事務を手伝うことはほぼありません。
今後に向けてやっておかなければならない仕事に時間を当てます。
ちなみに、先述の上司は、有名私立大学卒の聡明な人で、冷徹とも思えるほど厳しい人でした。
初めの1年ほどはボロカスに怒られまくり、悔しくて睨み返したことも幾度もありました。
3年間ですが、とにかく社会人の厳しさを教えていただき、不思議なことに辞める頃には心から感謝の気持ちでいっぱいでした。
私が家業を継ぐために辞めて不義理をしてしまったので、なかなか連絡しづらくて…。
でも私の人生に大きな影響を与えた人の一人です。
久しぶりにお会いしたいです。