工場見学 「木毛(もくめん)」と「鰹節」
先日、内子町商工会工業部会の一日研修旅行で高知県に行ってきました。
朝ドラで話題ですが、今回の研修は「らんまん」色は無し(笑)
皆さんは「木毛(もくめん)」ってご存じですか?
そもそも読み方からわからなかったのですが、こちらの製品です。
脇役ですが、梱包資材として製品を守ったり、高級感を演出したりと貴重な存在です。
日本最後の木毛屋として製造を続けているのが戸田商行さん。
森林率の高い高知県らしい産業ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ScqCM8IgSKo
従業員10名ほどの決して大きな会社ではなく、業界としては斜陽産業にあたるようですが、
案内してくれた女性の社長さんが、そんなことを感じさせない、とても魅力的な経営者でした。
全国区の展示会に出展して新たな市場を開拓したり、一方では新規事業としてアロマオイルの製造を始めたり。
ポジティブかつ思慮深い印象で、先を見据えた実行力もある方で、とても刺激を受けました。
順番が後先になりますが、午前中1件目に訪問したのは、こちらも高知県ならではの鰹節工場でした。
伝統的な製法で手間ひまかけて製品づくりに取り組む竹内商店さん。
https://tosa-tkkt.com/products.html
手作業が多いことと、想像以上に完成までの日数がかかることに驚きました。
自分の中での“鰹節の値打ち”が跳ね上がった感じです。(笑)
目の前で削りたてをいただいたのですが、それはそれは風味豊かで美味しく、一緒にいただいた温かい出汁も至福の味わいでした。
皆が削り節をお土産に買って帰ったのは、言うまでもありません。
お隣の県にこんな魅力的な企業があるとは!
たいへん充実した研修旅行となりました。
ところで、今回の視察のテーマは「削り物」だったのかな?